受動的な傍観者と思われていた脳細胞の一種が、実は記憶の忘却に大切な役割を担っていた可能性が示唆される

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Gerd Altmann from Pixabay

 脳の中枢神経系における細胞の約5~20%を占めている「ミクログリア(小膠細胞:しょうこうさいぼう)」は、脳内の損傷や感染に対していの一番に対応にあたる免疫細胞で、常に危険なものがないか目を光らせている。

 とても大切な役割を担う細胞なのだが、これまでの経緯から言うと、損傷や感染などがない限りは、受動的な傍観者と考えられてきたものだ。

 しかし『Science』(2月7日付)に掲載されたマウスを対象にした研究によると、ただ眺めているだけと思われたミクログリアには、記憶の保持と忘却に関する重要な役割があるかもしれないという。

 もし同じことが人間でも確認されれば、認知症やアルツハイマー病といった記憶をダメにしてしまう病気の治療にもつながると期待される発見であるそうだ。
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Source: カラパイア

受動的な傍観者と思われていた脳細胞の一種が、実は記憶の忘却に大切な役割を担っていた可能性が示唆される

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