2種の絶滅危惧種をかけ合わせたところ、はからずもハイブリット魚が誕生してしまったようだ(ハンガリー)

絶滅危惧種同士のハイブリッド魚

絶滅危惧種のハイブリッド魚が偶然誕生 image by:Florian Toth, NARIC,

 1億8400万年を超える時間をまったく別の大陸でそれぞれに進化してきた魚同士が子供を作るなんて無理に決まってる。ハンガリーの科学者はそう思っていた。

 そう思っていながらも、アメリカに生息するヘラチョウザメの精子をロシアに生息するロシアチョウザメの卵にふりかけてみた。どちらも絶滅危惧種である。

 あえてそんなことをした狙いは、「雌性発生」というプロセスを通じて、チョウザメの卵を無性生殖させることだった。

 雌性発生では、オスの遺伝情報がないままに子供が生まれてくるが(つまりメスのクローン)、それを開始させるためにはオスの精子からの刺激が必要なのだ。

 が、幸か不幸か、狙い通りにはいかなかった。オスのDNAが卵に取り込まれて、はからずもハイブリッド種が誕生してしまったからだ。
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Source: カラパイア

2種の絶滅危惧種をかけ合わせたところ、はからずもハイブリット魚が誕生してしまったようだ(ハンガリー)

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