新型コロナウイルスで亡くなられた日本を代表するコメディアン・志村けんさんについて、芸人・芸能人からお悔やみのコメントが寄せられている。
31日深夜放送『爆笑問題カーボーイ』（TBSラジオ）では、爆笑問題・太田光と田中裕二も言及。「気持ちの整理がついていない」「コメントを求めてほしくない」と本音を漏らしながら、彼らなりの悲痛な想いを吐露した。
◼くりぃむ・上田も…
「本当にだっふんだぁだよな」と志村の代名詞のひとつを口にしながら同話題に触れた太田。
くりぃむしちゅー・上田晋也と共演する『太田上田』（中京テレビ）の収録時に訃報を聞いたとして、すぐにスポーツ紙から「コメントを求められたけど（混乱して）まとめられなかった」と振り返っていく。
同番組では2人の近況報告などトークを展開するが、上田は「近況報告なんてしたくない」と目に見えて落ち込んでいたと告白。太田自身もいつものふざけたトーンで「いま、コメント求めないで」と叫びつつ、それが本気だと暗に訴える。
芸人は言葉を求められる職業としながら「笑い話にしたくない気持ちもある」と本音を吐露。「ウジウジするのは仕方がない。時間がかかる」と気持ちの整理がついていないと主張した。
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◼都知事の発言に疑問も…
小池百合子都知事が「新型コロナの怖さを教えてくれた」「最後の功績」と発言し賛否が巻き起こっているが、太田は「コロナの一連のことと志村さんがいなくなったのではスケールが違う。コロナの一連で語られたくない」と持論を展開する。
新型コロナの怖さは「もちろん教えてくれた」としながらも、「酒飲んでタバコ吸って姉ちゃんと楽しくやる」芸人の自由な生き様も教えてくれたと熱弁。
「みんな動揺している。悲しい出来事だし、ちょっとずつ時間を掛けて心に織り込んでいく。みんな遺族なんだから」と志村さんを失った悲痛な想いを語った。
◼リスナーの反応は？
志村さんに関して、世間やマスコミは嘆きながらも悲劇を煽っている部分がある。また一部からは新型コロナを絡めた政治的な発言も発せられてきた。それらに対し、紛れもなく悲しい結果ではあるが、本当の意味で志村さんを語るには「いまは時間が必要だ」と太田は主張し続けた。
リスナーは「ショックを隠しきれず､でも笑いを混ぜなければという太田の気遣いが聞いていて痛々しくもある」「ちゃんと追悼してるけど心のモヤモヤが軽くなるくらいの笑いもくれる」「志村けんを亡くした喪失感という一言では表せられない感情を、太田さんが笑いと涙で咀嚼して慰めてくれる」と太田の心情を理解しながら評している。
太田の口にした「みんな志村さんの遺族」という言葉を、多くのリスナーが心に深く刻んだはず。志村さんという偉大なコメディアンは、それほど国民に愛された、大切な存在だったのだ。
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Source: ニュースサイトしらべぇ
