体調不良が続く男性 「新型コロナウイルスに違いない」と家族を思って自殺

寝込む男性
(Cineberg/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

中国・湖北省を中心に猛威を振るい、世界中にジワジワと感染が拡大している新型コロナウイルス。そんな中、このウイルスに関連する痛ましい自死の話題が伝えられた。


■薬が効かず焦りが募る

インド南部アーンドラ・プラデーシュ州のチットール地区に暮らしていたバラ・クリシュナさん(50)。

彼は2月初めに風邪をひき、熱や咳が出て5日にティルマラの総合病院を受診。医師に「何かのウイルスに感染したのでしょう。マスクの着用を」と告げられた。だが処方された薬があまり効かず、新型コロナウイルスに感染したと思い込んでしまったようだ。

そこからは自室に閉じこもるようになったクリシュナさん。インターネットで新型肺炎関連のニュースや動画を見るたびに苛立ちや焦りを募らせていった。


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■近くの州で複数の感染者

妻や子が「感染が疑わしい人との接触もない。新型コロナウイルスではないから大丈夫」と声をかけても「近寄るな」と石を投げつけるなどし、クリシュナさんは徹底して家族を遠ざけるようになった。

そんな中、同じくインドの南部に位置するケララ州では留学先の中国・武漢市から戻ってきた学生3人について新型コロナウイルスの感染が確認され、州民の3,000人以上が検査を受けた。

この事実を知り、クリシュナさんは10日夜には「自分も新型肺炎に違いない。妻と3人の子供にうつしてはならない。死ぬのは自分1人だけ」などと口走るようになっていた。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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