脳に直接信号を送る「視覚インプラント」で6年ぶりに光を取り戻した女性(スペイン研究)

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yhiae ahmad from Pixabay

 白い厚紙に引かれた黒い線を指差して、ゴメスさんは「そこよ」と口にした。

 彼女は42歳のときに中毒性視神経症で眼球と脳をつなぐ神経がダメになり、完全に視力を失った。それからの16年間を暗闇の中で過ごしていたが、再び視覚を得られるチャンスが与えられた。

 それは小さなカメラを仕込んだメガネのおかげだ。カメラの映像はコンピューターで処理されて、電気信号に変換される。その信号は、ゴメスさんの後頭部に移植された電極を通じて、脳の視覚野に送信される。

 半年の実験では、ゴメスさんは天井の照明、紙に印刷された文字などの単純な形、そして人を認識することができた。それどころか、脳で直接パックマンのようなゲームまでプレイしているという。
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Source: カラパイア

脳に直接信号を送る「視覚インプラント」で6年ぶりに光を取り戻した女性(スペイン研究)

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