「お金もらうわけにいかないし、晩飯だけ食べさせて」という約束で家庭教師をしていたことがある。指導することになったその子の状況について、家族全員に説明していたところ、その子の妹が不思議そうに「なんで文章みたいに話せるの?」と聞いてきた。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 23, 2023
その家族の会話は、ほとんど単語で終わっていた。「ねえ、○○は?」「おい、△△しろ」その場の状況から察することができるから、単語で事足りる生活をしていた。状況から察する能力があるのだから、頭は悪くない。ただし、言葉を鍛えられる環境にはなかった。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 23, 2023
もちろん家族の誰も、本を読む習慣がなかった。「文章」と出会うのは、学校の教科書くらい。そんな生活環境の中で、私のように「文章」のように論理を組み立ててしゃべる人と出会って、その妹は驚いたようだ。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 24, 2023
そのような生活環境で言葉を鍛えることができるかというと、難しい。言葉を鍛えなければ、学校の勉強についていくのも難しくなる。何しろ、単語だけ話せば事足りる生活をしているのに、その単語がウジャウジャと列をなしてる文章なんて、解読は不可能。手に負えない、となるのは無理もない。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 24, 2023
では、頭が悪いのかというと、そうではない。すでに指摘したように、状況から察する能力があり、単語をキーワードにして何が求められているのかを理解できるのだから、頭は悪くない。ただし、それを言葉にして表現するという訓練を一度もしたことがなく、言葉として理解した経験もない。それだけ。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 24, 2023
私が指導することになったその子は、公立中学校の学年で下から2番目という、学年最下位クラスの立派な成績をとっていたが、その後、メキメキと成績を伸ばし、高校では学年トップクラスの成績を誇り、中堅大学に現役合格した。中学生3年生の頃には、文章的に話せるようにもなっていた。
— shinshinohara (@ShinShinohara) November 24, 2023
要約すると…人が文章のように話すには家族と訓練するか本を読む事で鍛えられるによょーん
あと唐揚げは美味しいって話🍗— ウィンBee🍭 (@slotbillionaire) November 24, 2023
———
Source: オタクニュース