前に知り合いの作家に言われて、ずっと覚えている事があって。
『キャラ設定にせよ世界設定にせよ、否定文で定義してはいけない』
素人さんの設定にたまに見るが、『ヤンキーではない』とか『気が強くは無い』とかそういうやつ。
書いた本人はきちんと定義しているつもりなのかもしれないけど。
— 榊一郎@漫画『聖戦勇戯』『仁科君の編集冒険記』(原作担当)連載中! (@ichiro_sakaki) December 26, 2022
実際には多くの否定文は定義として機能してない。仮に二択の様なものであったならまだしも(死者ではない、なら生者になる)、たとえば鳥ではない、だけなら獣かも魚かも、あるいは機械かもしれない訳で。
— 榊一郎@漫画『聖戦勇戯』『仁科君の編集冒険記』(原作担当)連載中! (@ichiro_sakaki) December 26, 2022
つまるところ一問一答で答えていく訳でもないのなら、設定とは『何もかもを端から端まで決めておく』事ではなく、『コンセプト』という、迷ったり新規に質問が来たりした場合に、『このキャラはこういうコンセプトの作りなので、ここからこう判断できる』という、判断の芯、基準があるかないかになる。
— 榊一郎@漫画『聖戦勇戯』『仁科君の編集冒険記』(原作担当)連載中! (@ichiro_sakaki) December 26, 2022
否定による設定は、このコンセプトに言及しないので、役に立たない、という事なのだろう、と私は先述の作家氏の言葉を理解している。
— 榊一郎@漫画『聖戦勇戯』『仁科君の編集冒険記』(原作担当)連載中! (@ichiro_sakaki) December 26, 2022
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Source: オタクニュース