某中学受験スペースで、受験ストレスから「嘔吐してしまう」「髪を抜いてしまう」子が出るとの話がありましたが、大切なのは、そもそも受験競争に適さないタイプの子が一定数いるということです。本日は「もしも自分の子供が受験競争に適さないタイプだったら」という話です。
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
私どもの東京の高校受験塾には、中学受験の過度な競争プレッシャーで身体や精神に異常をきたしてしまった親子が結構な頻度で面談にやってきます。(それでも塾に通おうとやって来るのがTokyoなのです…)アトピー悪化、不眠症、腹痛、髪が薄くなる、円形脱毛といった症状が多い気がします。
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
東京の中学受験は過度な競争を強いられる試験一発至上主義。しかも数年間の長期戦でプレッシャーが続くので、競争好きならともかく、競争に適さない性格の子にとっては地獄です。(特に中受特有の座席を成績順にするシステム、あれは止めてあげて!つぶれた子を複数知っています)
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
かといって、一度中受に参戦したら「止めるのはもったいない」の心理が働きます。大幅に志望校のレベルを下げる? 潔く撤退する? どちらもネガティブな選択肢であることは本人もわかっています。だから心身に異常が出るまで頑張ってしまうようです。
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
東京の高校受験の良いところは、競争に適さない子にも「推薦」というポジティブな選択肢の用意があるところです。高校入試は全員参加なので、世の中には競争が苦手な子もたくさんいるのだという前提で制度設計されています。
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受験のプレッシャーに耐えられない子は、高受では推薦に切り替えるとうまくいき、本人も笑顔で受験を終えられることが多いです。
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勘違いしないでくださいね。「競争が苦手=学力が低い」ではないのですよ!!(←ここ超重要)
むしろ競争が苦手で、すぐにお腹が痛くなったり髪が抜けてしまう繊細な子に限って、本当はとても力があったりします。ここを一番誤解してほしくないですね。— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
「推薦」を狙う子は、定期テスト、英検、面接練習といったものに力を入れることになります。これらはその取り組みを内省化できるので、競争プレッシャーに弱い子でも問題ない場合が多いです。対他者ストレスを感じることなく、自分の心と向き合い、自分自身との戦いという状況設定にできるのです。
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
東京の高受の推薦入試は選択肢豊富で、早慶附属、MARCH附属、進学系都立、私立まで幅広くあります。推薦で進学校へ行き、大学も指定校推薦で早慶大、MARCH、都立大、横浜市立大に進学するのはよくあるパターンです。彼らは受験競争を経験しなくても、優秀さが認められ、社会人として活躍しています。
— 東京高校受験主義 (@tokyokojuken) July 29, 2022
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Source: オタクニュース