ダウン症がありながら、国際的に活躍する可能性を秘めた天才少女画家がポーランドにいることを、ご存じだろうか。同国の『THE first NEWS』や『Fakt』が伝え、イギリスの『Daily Star』なども紹介。多くのダウン症児、そして障害のある子供を育てている家庭に勇気を与えている。
■小さな町の天才画家
話題の少女は、ポーランド・ヴィエルコポルスカ県のリプカという小さな町に暮らす、小学6年生のワネッサ・ビコフスカ(Wanessa Bąkowska)ちゃん(12)。ダウン症がありながら、キャンバスと絵の具のセットを前にすると、天才少女画家としてのスイッチが入る。
プラスチックのカップ、風船、ビーズ、ラップなどを用いた特殊な技法を取り入れながら、週に1作品のペースで、脳裏に浮かんだ情景や色彩を感情のおもむくままに描いていくそうだ。
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■家庭教師に英語を習う
昨年、ある作品がワルシャワの国立劇場で紹介され、大きな自信をつけていたワネッサちゃん。最近では「ダウン症があっても、こんな素晴らしい作品を描けるなんて」と、大人たちが驚く様子を見るのが楽しくて仕方がないそうだ。
家庭教師に英語を学び、イギリスへの興味を深めていたなか、力強いタッチと鮮明な色調による作品『The Earth(地球)』を完成させると、ワネッサちゃんはそれを憧れのエリザベス女王に贈ることに。英訳を助けてもらいながら、そこに自筆の手紙も添えてみた。
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Source: ニュースサイトしらべぇ