だだっ広い場所と風さえあれば、誰でも楽しめる凧揚げ。だが、弱い糸や傷ついている糸が切れ、凧が飛んでいってしまうことも。そんな中、ブラジルのある少年が思いついたのは、なんとも危険な金属線を使うことだった。
イギリスのメディア『The Sun』『EMINETRA』などが、悲しい感電事故の話題を報じている。
■帰宅しなかった息子
事故は、ブラジル・ミナスジェライス州のグアシュペという町のある農場で、2日の午前8時30分頃に起きた。
死亡したのは近所に住むアドリアン・チャベス・ラミンくん(12)。昼近くになっても帰宅しないことを心配した家族が様子を見に行き、午後12時過ぎ、倒れているアドリアンくんを父親が発見した。
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■四肢が真っ黒に
すでに心肺停止状態にあったアドイアンくんは、両手と両脚が真っ黒に焦げており、何かを両手で握りしめながら感電したことは明白だった。
少年の凧に使用されていた糸は、ナイロンコーティングが施された細い金属線で、それが高圧送電線に触れたのではないかと考えられている。なお、この事故により、地域一帯が数時間にわたり停電となったという。
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Source: ニュースサイトしらべぇ