「論破できる人カッコいい」っていう風潮があると思うのですが、相手の議論の弱点を突いて自分の(一時的な)優位を示す「論破的思考」よりも、互いの議論の穴を補い合うことで、新しい洞察を共に獲得できるような「対話的思考」の方がよほど建設的だし、これからの社会にもマッチしている気がします。
— 山野 弘樹 / Hiroki YAMANO (@Ricoeur1913) July 13, 2021
この点に同意されない方は、多くの場合、不必要に攻撃的な口調になる傾向性が高いと思います。
(相手を委縮させるような言い方をしたり、小ばかにするような言い方をします)
なお、こうした「対話的思考」は、哲学研究者たちが哲学書を読む(解釈する)際によく行っている読み方の一つでもあります。— 山野 弘樹 / Hiroki YAMANO (@Ricoeur1913) July 13, 2021
大昔の哲学書をわざわざ読んで「この著者はおかしい」と評価したところで、得られるものはあまりないですからね…。
哲学書を読むときに重要なのは、現代の世界観では見出すことのできない物の見方を発見する精神的態度だと(個人的には)思います。論破自体が目的になるべきではないと思います。— 山野 弘樹 / Hiroki YAMANO (@Ricoeur1913) July 13, 2021
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Source: オタクニュース