イギリス・ウェールズで、このたび発生した1件の交通事故。駆けつけた男性救急隊員を襲った悲劇、そして彼が見せた強いプロ意識が大きな話題になっていることを、イギリスの『METRO』やオーストラリアの『7 NEWS.com.au』が報じている。
■運び出された遺体に驚愕
13日、ウェールズにある消防署に、車3台がからむ多重事故の緊急出動要請がかかった。隊員のエイドリアン・スミスさん(47)は、いつも通り準備を整え救急車に乗り込んだという。
しかし、事故現場に到着した彼の表情は凍りついた。事故車両から1人の女性の遺体が運び出されており、それはエイドリアンさんの娘エラさん(21)だったのだ。
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■救助に徹した隊員
エラさんはその日、友人たちと南西部のペンブルックシャー・ブロードヘブンのビーチを訪れており、自宅に帰る途中に事故に見舞われた。車はエラさんが座っていた助手席部分が大きくつぶれており、即死だったという。
他の友人や別の車両に乗っていた人たちは、重傷を負ったものの命に別状はなく、この事故による死者はエラさんのみだった。自分の愛する娘が遺体となって発見されたなかでも、エイドリアンさんは黙々と負傷者の手当や救助にあたった。
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Source: ニュースサイトしらべぇ