6日、MLBサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手がツイッターを更新。MLBが投手の粘着物質の取り締まりを行うことを発表。ダルビッシュが猛反発した。
■投手の滑り止め粘着物質を取り締まり
松やにや粘着性のある日焼け止めクリームの使用により、ボールを滑りづらくすることで、投手側が有利になる問題に注目が集まっていた。MLBは、6月中旬から審判団が投手のグラブや帽子、ユニフォームを検査することを決定した。
ダルビッシュは、この報道を引用リツイートしつつ、「なぜ日本では滑り止めは使われないのに、MLBでは使われるのか?」としつつ、「ボールに問題あるってMLBはわかってんのにお金のためかずっと滑りまくるボールを提供してくる。わかってるんだからそっちを先にどうにかしましょう」と問題提起している。
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■「どれだけの投手が職失ったんやろ?」
投手がボールに異物をつけるのあかんかったら、打者も素手で何もつけずに打ってくれ。
バットが滑るから何かつけないと振れないとかって理由なら滑るボール使ってるMLBのピッチャーも一緒。
フェアでもなんでもない。— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) June 6, 2021
続く投稿では、「ボールが飛ぶボールに変わって、投手がSOS出したときはMLBは何してた?」とMLBを疑問視。
また、「あれでどれだけの投手が職失ったんやろ? 自分たちもホームラン打たれまくるわけにはいかんから良くなろうとした。みんなラプソードとか使って研究して良くなったのに打者が打てなくなったらこれ」と嘆いた。
投手ばかり不利な状況が続く現状に「投手がボールに異物をつけるのあかんかったら、打者も素手で何もつけずに打ってくれ。 バットが滑るから何かつけないと振れないとかって理由なら滑るボール使ってるMLBのピッチャーも一緒。 フェアでもなんでもない」と言い放った。
■楽天・田中将大投手も反応
現在、楽天イーグルスの田中将大投手も「投手ー捕手間の距離を伸ばすっていうのもおかしな話ですよね」と共感。
ダルビッシュは、「マウンドから投げた事ない人が考えそうなことよな。日本のボール使ったら誰も文句言わない」ともコメントしており、ボールに問題があると一貫して主張している。
田中投手の反応を見るとメジャーリーグの投手としては、投手不利なルールになることが共通認識なのかもしれない。ダルビッシュや他の投手が納得するような対応をされることはあるのだろうか。
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Source: ニュースサイトしらべぇ