【誰?】偉才・深田晃司監督「鬼滅の刃が大ヒットしたのはTOHOシネマズを持つ東宝の配給だから。海外なら独禁法でアウト」

ENHXS5dU4Ag7YkN

0 :ハムスター速報 2020年10月22日 14:12 ID:hamusoku
「コロナ禍の前から日本の映画界は危機的状況」 偉才・深田晃司監督が本気で語る映画のこれから

「『鬼滅の刃』が今、バスや電車の時刻表かというくらい分刻みで上映されています。もちろん『鬼滅の刃』のヒットは祝福されるべきだし、関わったスタッフ・俳優の皆様には拍手を送りたいです。作品の持つ力は疑いようがなく自分も早く見たいと思っています。ただ一方で考えなくはいけないのは、あれだけの規模で公開できるのは、TOHOシネマズを持つ東宝の配給だからです。日本だと違和感ないかもしれませんが、事実としてアメリカであれば大手映画会社が映画館チェーンを持つことは禁止されていたりします。独禁法に抵触するからです。強固なネットワークと大きな資本力を駆使した日本映画従来の方法論が、自由で公正な競争であると言えるのかは疑問です。日本でこれまで当たり前だった“商慣習”に『映画文化の多様性を守る』という視点が十分に含まれているかは議論の必要があると感じています」

「日本映画は海外ではずっと4K(河瀬直美、北野武、黒沢清、是枝裕和)が注目されてきましたので、ようやく僕や濱口監督のような『下の世代』にもスポットが当たるようになったという手応えはあります。その一方で、今の日本映画界が置かれている状況は危機的です。個々の才能は海外と比べても遜色ないのですが、圧倒的に環境に恵まれていない。先ほど指摘したお金の問題もそうですし、例えば韓国では1本の映画を作るのに3カ月くらいかけられるのに、僕の場合は3週間が限界で、もっと短い監督もたくさんいます。自由のなさを痛感しますし、収入も不安定。結局こういう環境で作れる人しか生き残れず、このままでは作り手や作品の多様性が失われていくのではないかと危惧しています」

「それでも自分は作品も評価され、映画監督としてはまだ恵まれている方です。だからこそ、後進がより自由に映画を撮れる環境を整えるため、業界の構造を変えていくにはどうすればよいかを考えなければなりません。僕が20代で入った劇団『青年団』の平田オリザがいつも言っていたことですが、これはある程度のキャリアを積んだ人間が義務として引き受けるべき仕事なのだと思います」

https://news.yahoo.co.jp/articles/32a910db6a20334cdadb6d91c18f409257994449

———

Source: ハムスター速報

【誰?】偉才・深田晃司監督「鬼滅の刃が大ヒットしたのはTOHOシネマズを持つ東宝の配給だから。海外なら独禁法でアウト」

話題の情報

インターネットクラスター
タイトルとURLをコピーしました