河川氾濫が相次ぐ九州 報道番組の映像に「川行く人増えそう」と疑問の声

水害
(rssfhs/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

3日より記録的な豪雨が九州地方を襲い、川の氾濫や土砂崩れが相次いだ熊本県では、7日早朝時点で49名の死亡、1名の心肺停止、11名の行方不明者が確認されている。7日午前8時35分には、大分県・日田市で筑後川の氾濫が発生した。


■朝の報道番組では…

現在は福岡・佐賀・長崎県に大雨特別警報が発表され、九州北部に最大級の警戒が呼びかけられている。7日午前放送の報道番組ではいずれもが九州の水害の現状を取り上げ、現地の住民へ具体的な対策法を提示していた。

例えば『NHKニュース おはよう日本』では、「周りが既に危険だと判断した場合は建物のより高い位置へ避難すべき」「斜面から離れた場所に身を寄せるように」と呼びかけ。

また『スッキリ』(日本テレビ系)では気象予報士・松並健治氏が東海、四国、近畿エリアにも注目し、「局地的には予想以上の雨も考えられる」と注意を促している。


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■使用された映像

しかし各報道番組を観ているうちに、疑問が湧いてきた視聴者も多いようだ。疑問の原因は、番組内で使用されている川の氾濫映像。

熊本・人吉市で撮影された球磨川の様子など、凄惨な現状がひと目で分かる動画だが、「視聴者提供」と表示されたものが少なからず使用されている。位置的に建物の高い場所から撮影したと思われる映像が多いが、中には川のすぐ側まで迫って撮影したような動画も。


■心配や疑問の声

あまりに過酷な様子を受け、ツイッター上では現地を心配する視聴者の声が多数上がっていた。

一方で「こういう大雨が起こった時、現地に行かないよう呼びかけるのがメディアの仕事では…」「自分の動画が番組に採用されたいって思って、川まで動画撮りに行く人増えそう」「『川の様子を見に行かないで!』って呼びかける割には、視聴者が撮影した川の動画使ってるよね…」といった疑問の声も少なくない。

現地の様子を伝える貴重な資料であることは間違いないが、安全確保が何よりも優先されるべき。くれぐれも無茶な撮影だけは控えてほしいものだ。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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