小池都知事、感染者100人超の現状に強い危機感 「今後拍車かかる恐れも」

小池百合子

2日、東京都における新型コロナウイルス新規感染者数が、緊急事態宣言の発令中だった5月2日以来、2ヶ月ぶりに100人を突破。

東京都の小池百合子都知事は同日、緊急記者会見を開き、現在の状況について「感染者数が伸びてきていて、嫌な感じはある。感染が拡大しつつある『感染拡大要警戒』の段階にある」との認識を示した。


■若い世代が7割

5月2日、154人の感染者数が確認されていたが、その後みるみる新規感染者数は減少。しかし2ヶ月後の7月2日に107人と、再び100人の大台に戻った。年齢別にみると、20、30代の若い世代が7割を占め、感染経路ではいわゆる「夜の街」関連が4割となっているという。

小池都知事は「今後高齢者層にも波及すると、感染拡大に拍車がかかる恐れがある。都民の皆様には、夜の街、繁華街への外出を控えてほしい」と注意を呼び掛けた。


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■PCR検査数は倍増

一方、会見に同席した専門家が強調したのは、「3~4月といった、第一波の頃と状況が変わっている」ということだ。

具体的には、第一波当時のPCR検査数は、1日300件程度であったが、現在は1日2000件に激増させており、小池都知事も「集団で受診するよう都民やお店の方々にお願いしており、積極的に検査を受けていただいている。逆に今後も検査を増やすことで、陽性者数が増えていくことは普通に考えられる。より多くの皆様に、早期に検査を受けてもらいたい」と、検査数が増加していることを評価していた。


■休業要請は?

100人を超え、人々の関心は「新たに休業要請を行うか」に集まっている。

小池都知事は「現在は『ウィズコロナ』(コロナと共生する)の段階。いわば経済、社会活動を回すとともに、感染拡大防止に努める二本柱を進めている段階にある。東京全体で休業というよりも、(感染経路がわかっている)特定の地域や事業がわかっているので、それらに対し明確なメッセージを発信していく」と述べるにとどまった。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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