【意味怖】電車の乗客もう助からない・・・

田舎というのは何かと不便だ
近場で働き口が少ないからわざわざ遠出しなければならない
俺は毎朝電車で一時間程かけて会社のある駅まで向かう
この通勤に使うための電車は一両編成の鈍行列車が一時間に一本程度
田舎とはいえ本数の少なさからラッシュ時間は意外と混む
俺の乗る駅は始点駅で、朝は確実に席に座れるが帰りは運次第
ただ、今夜は残業が長引いて帰りが遅くなっただけに乗客がかなり少ない
今車内にいるのは俺を含めてたったの七人
俺は端っこの席に腰かけ何するわけでもなく窓から景色を眺めていた
各駅で停車するたびに乗客が一人、二人と降りていき、
最終的に車内に残ったのは俺ともう一人だけになった
自分の降りる駅が近づいてきたところで面倒なことが起きた
そのもう一人が突然せき込み始めて、床に倒れてしまった
どうやらそのまま意識を失ってしまったようだ
これは一大事だと思い、そいつに駆け寄ってはみたものの
なすすべのない俺はとにかく声をかけ続けた、が全く反応がない
運の悪いことに携帯の電波も繋がらず外部に連絡することもできない
正直、もう助からないと思う

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Source: 哲学ニュースnwk

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