0 :ハムスター速報 2020年6月29日 14:09 ID:hamusoku
AI「4億手先まで読んだで。△4六桂が最善手や」
藤井「△3一銀…」
AI「え?」
AI「待て待て、そんなん5番目にも入らん手やろwでももうちょっと読んでみるか…」
AI「6億手まで読んだら、それが最善やったわ…」https://t.co/212ANpfeY3
— FF外からツィツィヤック (@twitwiFLASH) June 28, 2020
藤井聡太七段(17歳)最強将棋ソフトが6億手以上読んでようやく最善と判断する異次元の手を23分で指す
本日の棋聖戦の藤井七段の58手目3一銀は,将棋ソフト(水匠2)に4億手読ませた段階では5番手にも挙がりませんが,6億手読ませると,突如最善手として現れる手だったようです。
7七同飛成が藤井七段のソフト超えの手として有名ですが,ソフト側からすれば,今回の3一銀発見の難易度はそれ以上ですね! pic.twitter.com/vMkHvK9rlp— たややん@水匠(COM将棋) (@tayayan_ts) June 28, 2020
どういうことでしょうか。
ざっくりいえば、最強ソフトが最初はベスト5にも入らないと判断した候補手が、6億手(局面)以上を読んでようやく最善手として浮かび上がった。そんな手を藤井七段は23分で指した。
そういうことになりそうです。
水匠の最新バージョン(水匠2)は無料でダウンロードできます。もし興味のある方は、追実験をなさってみてください。筆者の普段使いのソフトも水匠2です。筆者もまた試してみましたが、なるほど、読みが6億手を超すあたりで△3一銀が最善と判断されます。
いかに研究が行き届いている藤井七段といえども、将棋は千変万化。中盤奥深くの△3一銀まではカバーできていません。つまり藤井七段は対局中、限られた短い時間の中、比較検討の末に、自力で最善と判断して指した手というわけです。
これは藤井七段が23分で6億手を読んだことを意味するわけではありません。(たぶん・・・ですが)
ではなぜ最強ソフトが6億手を読んだ末に最善と判断できる手が指せるのか。
これはまさに「大局観」という、将棋界における伝統的な概念で理解するよりなさそうです。
将棋の達人はそれほど多くの手を読まなくても、脳内に蓄積されたいくつかの判断基準から、自然と最善手が思い浮かびます。これが大局観です。
藤井七段の読みは質、量、速さともに抜群です。たとえば41手の古典詰将棋を二十数秒で解いたこともありました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20200629-00185551/
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Source: ハムスター速報