新型コロナ感染拡大防止のため、テレビでも、ソーシャルディスタンス(疾病の感染拡大を防ぐため、意図的に人と人との物理的距離を保つこと)の光景が、日常的に見られるようになってきた。そんな中、りそな銀行のソーシャルディスタンスが、SNS上で話題になっている。
しらべぇ取材班は、りそなホールディングスから詳しい話を聞いた。
■ロビー担当パートナー社員のアイデア
りそなホールディングス・コーポレートコミュニケーション部柿澤氏によると、これはりそな銀行のある店舗で実施されているが、全店舗で行っている訳ではないという。この店舗内で、「お客さん同士の適切な距離をどう取っていけばいいか」を検討していた。
もともと、椅子を切り離すことはできない設計のため、真ん中の席のクッションを取り外すことを試みたが、見栄えが悪かった。
そんなときに、ロビー担当のパートナー社員から、「真ん中の席に、りそにゃ(りそなグループのマスコットキャラクター)を置いてみたらどうか」というアイデアが出された。
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■ツイッターでも大反響
実際に試したところ、お客さんから、「かわいい」という意見が多くあがったとのこと。りそにゃが置いてある席に、お客さんが座ることもないという。
この風景は、ツイッターでも紹介されて、15日午後5時半現在、1.6万件のいいねが押されている。
■アプリを使うことでおうちに
また、りそなグループは、ロゴを離した「ソーシャルディスタンスロゴ」をキーに、ソーシャルディスタンスに関する特設ホームページを開設した。
具体的には、「#うちで過ごそう」が実現可能になるように、りそなグループアプリを使うことで、ATMに行かずに入出金明細や残高の確認、振り込みができる。りそなグループアプリは、現在までに、200万ダウンロードされているという。
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Source: ニュースサイトしらべぇ