東京・大田区の特養老人ホーム職員が新型コロナに感染 「PCR検査対象者は約70名」

特養老人ホーム たまがわ

新型コロナ感染拡大が止まらない中、東京都の7日の感染者数は、97名にのぼることが判明した。また、大田区の特養老人ホームでも職員1名の感染が確認された。しらべぇ取材班は、大田区から詳しい話を聞いた。


■入所者237名の老人ホームで感染者

職員の感染が確認されたのは、大田区の特別養護老人ホームたまがわ(入所定員237名)に勤務している都内在住の30代介護職員。この施設は、社会福祉法人池上長寿苑が指定管理者となり、運営している。

この職員は、3月25日の夜勤後、公休となり、その後28日に38度程度の発熱があった。PCR検査の結果、4月1日に陽性が判明。現在、入院し、治療を受けている。感染した職員の業務内容は、施設利用者に対する食事や排せつの介護などだが、25日以降は出勤していない。


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■入所者の検査を徐々に開始

特養老人ホーム たまがわ

大田区役所福祉部介護保険課によると、この老人ホームの入所者は、介護度が非常に重い方が多いという。そのため、慎重に濃厚接触者などの特定を進めている。現在までのPCR検査対象者は、約70名程度で、1日午後から、徐々に検査を行っているとのこと。

大田区は、2日から当面の間、特養たまがわに併設する通所介護(デイサービス)と、短期入所生活介護の新規受入れ(ショートステイ)を休止している。なお、感染した職員は、デイサービスとショートステイの業務は担当していない。


■区長がコメントした内容は…

大田区長は、「施設への受入れや、一部サービスの利用などを休止することとなり、区民の皆様には多大なるご心配とご不便をおかけいたします」とした上で、「現在、保健所による指導のもと、入居中の方及び職員など濃厚接触の疑いのある方の検査や、施設内の消毒など、感染拡大の防止に最善を尽くしています」。

「区民の皆様には、引き続き不要不急の外出を控えるようお願い申し上げます」とコメントした。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

東京・大田区の特養老人ホーム職員が新型コロナに感染 「PCR検査対象者は約70名」

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