自然災害や命を脅かす深刻な感染症の蔓延などで社会秩序が不安定になってくると、悪知恵の働く人間が思わぬ犯罪やデマを思いつき、善良な市民を相手に詐欺行為を働くことがある。
■「新品に交換」と約束
南アフリカ共和国でこのほど、人々に「新手の訪問詐欺が横行している」と南アフリカ準備銀行が注意を呼びかけ、波紋を広げている。
銀行員を装った人物が民家を訪問し、「不特定多数の人が使用する紙幣や硬貨は新型コロナウイルスまみれ。感染の危険がある現金をすべて回収し、同額を新品と交換することになった」などと説明するという。
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■銀行員風バッジに騙される
現金を介してのウイルス感染に恐怖を感じる善良な市民は、言われるがままそれに従い、すべての現金を預けるとニセの「預かり証」を受け取る。
だが銀行員風のバッジを付けたその人物は二度と自宅に現れることがなく、誰もがそこで詐欺師に現金をごっそり持ち逃げされたという被害の事実に気付くという。
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Source: ニュースサイトしらべぇ