新型コロナウイルスの影響で、もはや店頭でマスクを手に入れるのは至難の技。並大抵の商品が手に入るドン・キホーテでも同様で、連日マスクの品切れ状態が続いている。
■マスク売り場の状況は…
記者（私）が都内にある『MEGA ドン・キホーテ』を訪れると、やはりマスクはほぼ売り切れの状態。しかしスペースをそのままにしておくのは忍びないのか、大量のサプリメントが展示してあった。
キッズサイズのファンシーなマスクは辛うじて残っていたが、大人用のマスクは全く見当たらない。
関連記事：武漢への支援物資に書かれた漢詩が話題 「日本と中国の美しい歴史を思い出していただけた」
■世界へ当てたメッセージ
ふと見上げると、そこにはドンキらしいポップと「中国加油」というメッセージが。
シートが剥がれかけていたが、その隣には「武汉加油」というメッセージも貼られていた。残念ながら中国語には全く精通していないため、即座にググって意味を確認してみると、「加油」には「頑張ろう」など励ましの意味があると判明。
そこで中国語が話せる現地スタッフに、メッセージの真意を聞いてみた。
■「こういう状況だからこそ…」
「武汉」とは中国語で「武漢」を意味するとのこと。どうやらこのメッセージはドンキ全店で掲示しているわけでなく、この店舗独自の試みのようだ。
スタッフ：少しでも多くの人の目に入るよう、当店ではマスク売り場に「中国頑張ろう」「武漢頑張ろう」というメッセージを掲げています。こういった状況だからこそ、「みんなで協力しあって乗り切ろう」という励ましの意味を込めています。
「みんなで協力する」と「自分さえ良ければどうでもいい」という考えかたは完全に相反するもの。買い占めや転売行為に手を染めた経験がある人は、マスク売り場からのメッセージに耳を傾けてほしい。
———
Source: ニュースサイトしらべぇ
