共産党・小池書記局長、満員電車を放置した学校一律休校を批判 「支離滅裂な対応だ」

日本共産党・小池晃

安倍晋三総理の一声で、2日から一斉に始まった全国の小中高校、特別支援学校の一律休校。日本共産党はその措置に反発している。


■小池書記局長が批判

医師でもある小池晃書記局長は1日のNHK『日曜討論』で「いま必要なのはきちんとした財源を伴う具体策だ」「ただ『ご理解を』といわれても理解できるはずがない」「いま必要なのは言葉だけの決意ではない。財源を伴う具体的な医療体制、検査体制、休業補償などを示すことだ」と述べ、政府の対応を批判。

2日の小池晃書記局長の会見で、筆者は2日の参院予算委を見た感想を聞いたところ、「なぜ全国一律で休校措置を執るのか。感染が拡がっていない、感染が一人も出ていないような地域も含めて、なぜ全国一律で休校措置を執らなければならないのか。その科学的説明は一切されなかった」と安倍首相の説明不足に疑問を呈した。


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■科学的な根拠が希薄

安倍首相が、ここ1,2週間が正念場だという専門者会議の意見と、子供たちを危険にさらしてはいけないということを繰り返していることに触れ、「子供たちを危険にさらしてはいけないのは当然だし、ここ1、2週間が重要だというのは非常に理解をしますけど、今回の新型コロナウイルスについていうと、子供の感染の症例数が少ない」と語る小池氏。

「重症になるのも子供たちよりも高齢者が中心。子供から市中に広がる、子供から大人が感染するという例は比較的少ないのではないか…ということも言われています」と、学校を休校にするということがどれだけ感染の広がりを抑えるのかというエビデンスがまったく示されていないことに疑義を呈した。


■満員電車の放置を批判

さらに小池氏は、「昨日(1日)から、空気のよどんだ閉めきった場所がよくないからそういったところは避けるようにと言われ始めたが、もっとも空気がよどんで閉めきった場所は満員電車ですから、そういったことにたいする対応こそが必要なのではないか」と、時差通勤が推奨されつつもまったく改善されない通勤事情に言及。

「満員電車を放置して、学校こそ子供にとって安全な環境なのに、わざわざ学童保育という狭い空間の中に押し込める。そういう批判があったら、空き教室をつかって学校全体で学校の先生にやってもらいますと言う。だったら学校をそのまま続ければいいではないか。支離滅裂としか言いようがない」と政府の対応を批判した。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

共産党・小池書記局長、満員電車を放置した学校一律休校を批判 「支離滅裂な対応だ」

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