ソロモン諸島政府が日本人を入国制限 「苦渋の決断」について聞いた

新型コロナウイルス感染の影響で、24日までにミクロネシア、サモア、キリバスなどの国が、日本人に対する入国制限を行っている。

そんな中、南西太平洋に位置するソロモン諸島政府観光局の公式アカウントが「苦渋の決断」と述べたツイートが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、同日本事務所から、詳しい話を聞いた。



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■日本と馴染み深い国

ニューギニア東方の100余りの島々で構成されているソロモン諸島。首都ホニアラは、第二次世界大戦中に日本がアメリカと激しい戦いを行ったガダルカナル島にある。

(写真提供 ソロモン諸島政府観光局日本事務所)

日本からの往来数は、年間約1000人で、在留邦人数が、約100人程度。人口の2~3割は日系人という日本にとって馴染み深い国だ。日本からの経済援助は、無償資金協力と技術援助を合わせると、2017年までの累計額が約425億円。

空港整備や病院整備などに使われており、日本からの海外青年協力隊の常時30人程度が、現地の学校で教育支援を行ったりもしている。


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■苦渋の決断の理由とは…

そんな中での日本人の入国制限に対して、現地では心を痛めているという。

かつて、暴動が起きた際にも日系ホテルは襲われず、日本人に悪い感情を持っている現地住民もほとんどいないという。

ただ、「現地に医師や医療機器が少ないため、万が一、新型コロナウイルスが広がると対応できなくなってしまう」と日本事務所の芳賀局長は話す。人工呼吸器などもほとんどないという。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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