新型コロナウイルスの経済への影響が各地で深刻化し、3連休の観光地の人出もまばらだった。そんな中、京都の開店5年目の喫茶店が大打撃を受けているとの情報をしらべぇ取材班がキャッチ。店主から、詳しい話を聞いた。
■学生も休みに入りダブルパンチ
京都大学や京都造形芸術大学のキャンパスが近くにそびえる、京都市左京区にその店はある。店主の浦賀わさび氏が、脱サラをし5年前に、「昭和のテイストが漂う」をコンセプトに開店。
昼間は学生たちを中心に、夜は近くに住む主婦らのミーティングなどで賑わっていたという。お客さんが徐々に増えて経営は順調だった。しかし、新型コロナウイルスを契機に、客足がパッタリと止まってしまったとのこと。
浦賀氏によると、「普段の暇なときがずっと続いている」そうで、学生が休みの時期に入ってしまいダブルパンチ状態だと語る。また、「店から表が見えるが、街を歩く人も減っている」と京都市内の深刻な状況についても触れた。
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■未来へのチケットでこの状況をしのぐ
悲惨な状況を嘆いているわけにも行かず、浦賀氏はあるアイデアを思いつく。
【改めて拡散希望】
喫茶フィガロ#コロナに負けない
はじめました未来のお客さまになってもらえませんか。
添付画像(4枚)をご覧いただけますと幸いです。 pic.twitter.com/8AAcQ70RlG
— 喫茶フィガロ (@cafe_figaro) February 24, 2020
SNS上で深刻な状況を訴える全国の経営者たちの交流も、そのヒントになったと話す。「このチケットを購入いただくことで、未来のお客様になってほしい」。
「それで今の状況を何とかしのぎ、新型コロナウイルスが落ち着いた頃にぜひ京都へ」と今後の希望について語った。
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Source: ニュースサイトしらべぇ