夫が痴漢を追いかけ重傷に 妻は「痴漢被害が少しでも減る社会になってほしい」

地下鉄
(blanscape/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

17日、警視庁神田署は、駅構内の階段で男性を転落させ、意識不明の重体にしたとして、千葉市若林区原町居住の元警視庁警護課SP(セキュリティーポリス)の会社員の男(52)を現行犯逮捕した。

しらべぇ取材班は、警視庁と被害者の妻から、詳しい話を聞いた。


■被害者と犯人が階段から転落

逮捕容疑は17日午前7時ごろ、東京都千代田区神田神保町の都営新宿線神保町駅構内の階段で、自身を捕まえようとした20代男性を階段下に転落させ、頭蓋骨骨折などのけがを負わせて意識不明の重体にしたもの。

男は当時、電車内で10代少女への痴漢行為を疑われ駅構内を逃走していたという。調べに対し、「痴漢した覚えはない。(男性が)つかんできたから振りほどいた」などと供述。

同署によると、品田容疑者は男性を振り払おうとしてバランスを崩し、男性とともに約2メートルの高さから転落、自身も右腕などにけがを負った。同署は都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑も視野に捜査している。


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■過去にも同じ容疑で逮捕

男は、高市早苗内閣府特命担当相(当時)のSPだった2007年7月、電車内で女子大生の体を触ったとして、葛飾署が同容疑で現行犯逮捕。

痴漢行為を目撃した男性を突き飛ばしてけがを負わせていたことも判明し、傷害容疑で追送検された。その後両容疑とも処分保留となり釈放されたが、停職1月の懲戒処分を受け辞職していた。


■被害者の妻が悲痛な想いをツイッターに…

この事件に対して、被害者の妻が、ツイッター上で、悲痛な想いを訴え、それが大きな反響を呼んでいる。

amyさんは、取材に対して、「夫がこのような目に遭い、誰にも言うことも出来ずに、心が張り裂けそうになっていた」と話す。「色々な想いを伝えたくて、誰も知り合いがいない、普段はほとんど使っていないツイッターを選んだ」と語る。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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