PS5が「オワコン」という言葉とともに語られることが増えてきました。2020年11月の発売から約4年が経過した現在、PlayStation 5は本当に終わったゲーム機なのでしょうか。個人的な経験では、PS5の購入を検討している友人から「今さら買う価値はあるの?」という相談を受けることが増えており、この疑問は多くのゲーマーに共通する悩みのようです。
実際のところ、PS5を取り巻く環境は複雑で、単純に「オワコン」と断言できるものではありません。価格の高騰、独占タイトルの不足、半導体不足による供給問題など、確かに課題は山積みです。しかし同時に、技術的な性能は依然として高く、今後の展開次第では巻き返しの可能性も十分にあると考えられます。
この記事で学べること
- PS5の国内販売台数が190万台に留まった具体的な理由
- 2023年8月の1万円以上の値上げがもたらした市場への影響
- Nintendo Switchとの独占タイトル数の決定的な差
- PS5 Pro発売の可能性と期待される性能向上
- ゲーミングPCとの価格性能比で見えてくる本当の価値
PS5がオワコンと呼ばれるようになった4つの主要因
PS5が「オワコン」と呼ばれる背景には、複数の要因が絡み合っています。
最も大きな要因は、2023年8月に実施された1万円以上の値上げです。
通常版が60,478円から66,980円へ、デジタルエディションも49,478円から59,980円へと大幅に価格が上昇しました。この値上げは、ただでさえ高価だったPS5をさらに手の届きにくい存在にしてしまいました。個人的には、この価格帯になると「それならゲーミングPCを検討しようか」という声を聞く機会が明らかに増えたと感じています。
2つ目の要因は、独占タイトルの圧倒的な不足です。
Nintendo Switchが『ゼルダの伝説』『マリオ』『ポケモン』といった強力な独占フランチャイズを持つ一方で、PS5の独占タイトルは限定的です。しかも、かつてPlayStation独占だった『ファイナルファンタジー』シリーズも、最新作はマルチプラットフォーム展開されるようになりました。
3つ目は、約3年間にわたる深刻な品薄状態です。
半導体不足により、発売から長期間にわたって一般消費者が購入することが困難な状況が続きました。2022年8月時点での国内販売台数はわずか約190万台に留まり、多くのゲーマーが購入を諦めざるを得ませんでした。
実体験から学んだこと4つ目の要因として、Xbox Game Passに代表されるサブスクリプションサービスの台頭があります。
月額制で多数のゲームが遊び放題になるサービスの魅力に比べて、PS5の提供価値が相対的に低下しているという指摘も多く聞かれます。
市場データから見るPS5の現状と競合比較

実際の販売データを見ると、PS5の苦戦がより明確に浮かび上がってきます。
2024年国内ゲーム機市場シェア(推定)
Nintendo Switchの圧倒的なシェアは、日本市場における携帯機需要の高さを物語っています。
通勤時間が長い日本の生活スタイルには、据え置き専用機のPS5よりも、携帯モードでも遊べるSwitchの方が適しているという見方もあります。これまでの経験では、電車内でゲームをプレイする人の9割以上がSwitchかスマートフォンを使用している印象です。
価格面でも、PS5の66,980円に対してSwitch(有機ELモデル)は37,980円と、約3万円の差があります。
この価格差で、Switchならソフトを5〜6本購入できることを考えると、コストパフォーマンスの差は歴然としています。
PS5の技術的優位性と活かしきれていない現実

しかし、PS5が完全に「オワコン」かというと、そうとも言い切れません。
技術的な性能面では、PS5は依然として家庭用ゲーム機の最高峰に位置しています。
4K解像度での120fps出力、レイトレーシング対応、超高速SSDによるロード時間の劇的な短縮など、ゲーム体験の質は確実に向上しています。
問題は、これらの性能を活かしきれるソフトウェアが不足していることです。
多くのゲームがPS4とのマルチプラットフォーム展開となっており、PS5専用に最適化されたタイトルは限定的です。個人的には『デモンズソウル』リメイクや『ラチェット&クランク パラレルトラブル』をプレイした際、確かに次世代機の凄さを実感しましたが、そうした体験ができるタイトルがあまりにも少ないのが現状です。
今後の展望とPS5 Proへの期待

2025年以降のPS5の展望には、いくつかの明るい材料があります。
まず、PS5 Proの発売が噂されています。
PS5 Proのメリット
- 8K解像度対応の可能性
- レイトレーシング性能の大幅向上
- PSVR2との相性改善
懸念される課題
- さらなる価格上昇の可能性
- 通常版との差別化の難しさ
- 独占タイトル不足の根本解決にならない
また、2025年以降には『グランド・セフト・オート6』などの大型タイトルの発売が控えています。
これらのタイトルがPS5の性能を最大限に活用し、他機種との差別化を図ることができれば、状況は大きく変わる可能性があります。
サブスクリプションサービスの強化も重要な要素です。
PlayStation Plusの拡充により、Xbox Game Passに対抗できるサービスへと成長する可能性があります。日本市場特有のニーズに応えるため、国内タイトルの充実も期待されています。
実体験から学んだことPS5購入を検討する際の現実的な判断基準
現時点でPS5の購入を検討している方に向けて、判断基準を整理してみましょう。
PS5の購入が適している人の特徴として、まず高画質・高フレームレートでのゲーム体験を重視する方が挙げられます。
特に大画面テレビでプレイする環境が整っている場合、PS5の性能を最大限に活かすことができます。
また、PlayStation独占タイトルに強い興味がある方にとっては、選択の余地はありません。
『スパイダーマン』シリーズ、『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズなど、PS5でしかプレイできない作品もまだ存在します。
一方で、以下のような方は購入を見送るか、他の選択肢を検討した方が良いかもしれません。
予算に制限がある場合、PS5本体とソフト数本で10万円近くかかることを考慮する必要があります。
携帯性を重視する方や、家族で共有してゲームを楽しみたい方には、Nintendo Switchの方が適しているでしょう。
また、最高のグラフィック性能を求めるなら、同じ予算でミドルレンジのゲーミングPCを組むという選択肢も検討に値します。
よくある質問
PS5は本当に「オワコン」なのですか?
完全に「オワコン」とは言えません。技術的には優れたハードウェアですが、価格の高騰、独占タイトルの不足、供給問題などにより、市場での立ち位置が厳しくなっているのが現状です。今後の展開次第では巻き返しの可能性も十分にあります。
PS5とゲーミングPCのどちらを選ぶべきですか?
用途によって異なります。ゲーム専用機として手軽に高品質なゲームを楽しみたいならPS5、ゲーム以外の用途(動画編集、配信など)も考慮するならゲーミングPCが適しています。初期投資額はPS5の方が低いですが、長期的なコストパフォーマンスはPCの方が優れている場合もあります。
PS5 Proは購入する価値がありますか?
現時点では正式発表されていないため断言はできませんが、通常版PS5で満足できない性能面の課題がある場合は検討の価値があるでしょう。ただし、価格がさらに高額になる可能性が高く、独占タイトル不足の根本的な解決にはならない点は留意が必要です。
今からPS5を買うのは遅すぎますか?
決して遅すぎることはありません。むしろ供給が安定し、ソフトウェアのラインナップも充実してきた今が購入の好機とも言えます。ただし、価格面での妥協は必要で、将来的な値下げを期待するよりも、現時点での価値を冷静に判断することが重要です。
PS5の独占タイトル不足は改善されますか?
ソニーは独占タイトルの重要性を認識しており、複数の開発スタジオを買収するなど対策を進めています。2025年以降には新規IPや人気シリーズの新作が予定されていますが、Nintendo Switchのような強力な独占フランチャイズを短期間で構築することは困難でしょう。
まとめ
PS5が「オワコン」と呼ばれる背景には、価格の高騰、独占タイトルの不足、長期にわたる品薄状態など、複数の要因が絡み合っています。確かに現状は厳しく、特に日本市場ではNintendo Switchに大きく水をあけられています。
しかし、技術的な性能は依然として高く、今後のソフトウェアラインナップやPS5 Proの登場によって状況が改善される可能性は十分にあります。重要なのは、自分のゲームプレイスタイルや予算に合わせて、冷静に判断することです。
PS5は決して「終わった」ハードウェアではありませんが、万人におすすめできる状況でもないというのが、現時点での公平な評価と言えるでしょう。今後の動向を注視しながら、自分にとって最適なタイミングで購入を検討することをおすすめします。
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Source: オタクニュース
