「卒業文集」、廃止へ…文章書けない低レベルな子供や外国人児童の増加等が原因

「卒業文集」、廃止へ…文章書けない低レベルな子供や外国人児童の増加等が原因

 

卒業シーズンのこの時期に、卒業式に欠かせないある重要なモノが消えるかもしれないというニュースが飛び込んできた。廃止にせざるを得ない卒業文集の裏事情について、静岡県・浜松市で小学校教員を務める男性は「廃止になると正直ありがたい」と吐露する。
大まかにいっても、7つもの問題点が文集を作るうえで存在すると話してくれた。

 

「1つ目は、子どもたちがとにかく文章を書けないことです。地域差もあるとは思いますが、本を読む子が少なくなってきているせいか、文章を書かせてみると、解読困難なものがあがってきます。うちのクラスは30人前後で、半数はそんな子です」(同じ学年の先生方とも前出の小学校教員)[INOUE3]

それに付随して2つ目の問題が、子どもに恥ずかしい思いをさせるかもしれないという懸念である。
卒業文集は同学年の子どもだけじゃななく、さまざまな人が見るうえ、一生残るものだからこそ、人に見られて恥ずかしくない内容かを教師は意識しなければならない。

「3つ目は、外国人児童が増えたことです。日本語の読み書きや会話ができる子から、まったく日本語が話せない子までいます。日本語の読み書きのできない外国人児童の親は『卒業文集をムリに書かせなくてもいいです』という方もいます」

「4つ目は、ミスが許されないこと。卒業文集は一生残るものだからこそ、教師は何度もチェックをします。私の学校は6年生は120人以上いるので、その量を内容だけでなく、誤字脱字とか表記に注意しながらすべて読むのにはかなり時間がかかります」

「5つ目は、そもそも書きたくない子がいること。『書くのがしんどい』『能力的に無理』『シンプルにダルい』『見られたくない』などさまざまな理由があります。そして書かない子を一人でも許してしまえば、今度は他の子から“なんであの子はやってないの?”と質問されてしまう…」(前出の小学校教員)[INOUE2]

「6つ目は、個人情報保護のこと。チェックの段階でこの辺りは入念に確認していきますが、難しいのが、子どもだけでなくて家庭内の情報についても慎重になる必要があることです。家庭環境が複雑な家はもちろんのこと、普通の家庭環境であっても家の事情は文集に載せてほしくないという親もいます。

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Source: 銃とバッジは置いていけ

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