ニュースの解説 物価も上がっているけど。。世界の軍事費9%増329兆円

引用 日経新聞

英シンクタンクの国際戦略研究所(IISS)は13日、世界の軍事情勢を分析した「ミリタリー・バランス」の2024年版を公表した。23年の世界の軍事費は前年比9%増の2兆1999億ドル(約329兆円)と過去最大を更新した。米中対立とロシアのウクライナ侵攻に伴い、東アジアや欧州で抑止力確保に向けた兵器の増強が進む。

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ここまで引用

ここから独自解説 今回は、軍事費の今後の動向を占ううえで日本の軍事費に関する動向をチェックと現状をしっかりと把握しましょうと題して解説します。

参考とした学術論文は、「日本の軍事費 : 近年の特徴的動向の検証」関西学院大学紀要 坂井昭夫 と防衛相公表国防白書[INOUE1]

file:///C:/Users/newyo/Downloads/KU-1100-19870225-01.pdf

下は簡単な推移を纏めています。

[INOUE1]

 戦後復興期(1945年 – 1960年代初頭):
第二次世界大戦後、日本は平和的外交と国家づくりを進めていました。軍事力を制限するために憲法第9条に基づいて非常に少額の軍事費を投じました。この時期、軍事費はGDPのわずかな割合を占めていました。
冷戦期(1960年代 – 1980年代):
冷戦の緊張が高まる中、日本は自衛隊を再編し、その能力を向上させるために軍事費を増やしました。しかし、日本は依然として防衛力に重点を置き、軍事費は他の先進国に比べて低い水準にとどまりました。(朝鮮戦争が契機)
バブル経済期(1980年代後半 – 1990年代初頭):
バブル経済の拡大に伴い、日本の軍事費は一時的に増加しました。この時期、技術革新や軍事装備の近代化が進展しました。
経済の停滞と防衛費削減(1990年代 – 2000年代初頭):
バブル経済の崩壊後、日本は経済的な苦境に直面し、軍事費の増加は抑制されました。また、冷戦の終結に伴い、軍事費の削減が進められました。
北朝鮮の脅威と中国の台頭(2000年代後半 – 現在):
北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍事力増強に対応して、日本は防衛力の強化と軍事装備の近代化に再び注力しました。軍事費は増加傾向にあり、自衛隊の能力向上が進められています。
ここで忘れてはいけないのが、軍力の高度化、近代化となります。そのことで、軍事力増強には多額な予算が必要となってくるのです。下は約40年前の各国の軍事費のランキングと金額比較です。このころよりも、直近が数倍に膨れ上がっているわけです。当然、経済成長、物価上昇もありますが、GDP比でみても年々増大、特に直近の増大は注目です。

日本の防衛大綱という、白書があります。今後、もし何か調べるものがあれば、この防衛大綱や防衛白書が最も最新のデータとなりますので参考にしてみてください。https://www.mod.go.jp/j/press/wp/

 

 

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Source: 銃とバッジは置いていけ

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