4人目となるかわいい赤ちゃんを出産して間がなかったある女性が、ほどなくして脳死状態に陥った。しかし女性の臓器は病気に悩み苦しんでいた多くの患者に移植され、彼ら、彼女らの命をしっかりと支えている。
■4人目の赤ちゃんを出産
米国オレゴン州で暮らしていた34歳の女性が、昨年12月29日に4人目の子となる赤ちゃんの誕生を喜んだ。
産後は元気で「健康状態に問題がある様子はなかった」というが、女性は1月3日にいきなり脳内出血を起こし意識不明に。病院に救急搬送された女性は緊急手術を受けたが脳からの出血はまったく止まらず、数日後に脳死状態であると宣告された。
関連記事:「私の腎臓をあげる」 離婚して5年の元夫に女性が臓器提供
■12人の患者に臓器を提供
脳死状態とはいえ臓器の状態は良かったこと、また女性本人も「自分が死んだら臓器ドナーになりたい」と元気な頃に希望していたことから、夫は「妻の臓器を病気で苦しむ人々に提供したい」と決意。
話を聞いた女性の両親らも「それでいい」と同意したことから、出産・脳内出血を経た女性の体内から心臓や両肺など移植可能な臓器が取り出され、12人もの患者に移植されることになった。
———
Source: ニュースサイトしらべぇ