昨年の9月9日未明に千葉県を襲った台風15号。瞬間最大風速52mを記録した館山市では大きな被害が発生し、給食センターも被災した。
そんな中で、館山市の献立内容がSNS上で話題となっている。しらべぇ取材班は、現状と今後についてセンター長から詳しく話を聞いた。
■屋根を中心に大きな被害
SNS上では、館山市で実際に出された、「ごはんに牛乳とひじきのりだけの献立写真」がアップされて拡散している。「あまりにもひどすぎ」「戦時中のようだ」などの声も。果たして、現状はどのようになっているのか。
給食センターによれば、台風15号によって屋根を中心に大きな被害が発生し、現在も調理業務を行える状態ではないという。
厨房機器は台風の直後からブルーシートで保護しているが、通電火災の危険もあるため、作動するかどうかも確認できていない。この修理のためには、6000万円の費用と4~5ヶ月の期間がかかるとのこと。
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■新たなセンターを建設中
一方で、もともとこのセンターが老朽化したため、新たなセンターの建設中でもあり、こちらは9月中の運用を予定。新たなセンターも台風被害で建設工程が遅れており、現在土日、祝日も休まず作業を実施し、予定どおりの運用を目指している。
なお、旧センターの復旧工事は、費用対効果を考慮した結果、実施しないことを決定済みだ。
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Source: ニュースサイトしらべぇ