青木ヶ原樹海 二度と出られぬは俗説 携帯も圏外にはならず1時間ほど歩いたらどこかの道に出る

1: 黒トラ(チベット自治区):2013/04/03(水) 16:24:56.05 ID:WBHWz6EkT●


警察庁の統計では「自殺者が3万人を切った」と報告された。
久しぶりに目に見えて減少したとはいえ、
いまだ交通事故死者の7倍もの人が亡くなっている。


3月に設定されている「自殺対策強化月間」に、
作家の山藤章一郎氏が富士山麓の青木ヶ原樹海の様子を


ルポ漫画にまとめた村田らむ氏にたずねた。




「酔っぱらったみたいにぐてっと、首を垂れた男がぶらさがってました。
ついさっきのことか、夜露に濡れていない。カラのコンビニ弁当、ウイスキーの小瓶、


煙草、ビタミンドリンクが足許にちらばってる。最期の晩餐ですね。
ジーンズにポロシャツの20代、まだ若い。触れたら温かかったでしょうか。


冥福を祈り、シャッターを切りました」




山梨県富士河口湖町・青木ヶ原樹海。
〈ルポ漫画〉の村田らむ氏が遭遇した若者の首吊り遺体である。


「ポケットから封筒が覗いてました。遺書でしょうか。しかしさすがに見られない。
樹海は方位磁石も利く、スマホのナビも使える。その場で警察に通報し、


入った場所のイバラの木に赤いテープを巻いて案内しました」




村田氏は、『ホームレス大図鑑』(竹書房)など
潜入した現場の実態を体当たりルポして漫画に描く。


「樹海は二度と出てこられない、というのは俗説です。
近くにゴルフ場があり、携帯も圏外にはならない。
1時間ほど歩いたらどこかの道に出てしまいます。


1時間といっても、でこぼこした岩と、灌木と大きな樹木が茂った道なので、
2、300メートルしか進んでいなかったりします。


現在は自然公園法で入林は禁じられていますが、もう何度も入りました。
車で奥深くまで行ける場所や、風穴と氷穴を結ぶ林道の目印ポイントから、


自殺が多い現場に行き着けます」




遺体はなくても、行くたびに遺書、数日過ごしたらしきテント、靴、缶ビール、
睡眠薬のピルケース、『完全自殺マニュアル』の樹海マップなどが落ちている。


すぐ向こうを観光バスが走りぬけている。その道路脇の自殺防止の看板に、落書きがある。




『東京で死ね』




「夜は怖いですよ。墨を塗り込めたような闇に目をふさがれて、右も左もない。
永遠に出られない恐怖に駆られます。ここでテントを張って死ぬか生きるか。


苦しみぬいた果て、人生の最後を過ごす人の胸の内に粛然とします」



ジュカイ

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Source: 哲学ニュースnwk

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