歯のない人ほど認知症リスクが高い…認知症専門医が「歯のケア」の重要性を訴える 歯医者行け 磨け

1: オリオン大星雲(東京都) [ヌコ] 2022/06/26(日) 08:48:35.11 ID:sSa1cQIj0● BE:837857943-PLT(17930)
2022年6月、経済財政運営の指針「骨太の方針」に国民皆歯科健診の一文が盛り込まれた。歯の定期検診はどれほど重要なのだろうか。認知症専門医の長谷川嘉哉さんは「歯のケアにより認知症リスクは下がると考えられている」という――。

※本稿は、長谷川嘉哉『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

■認知症専門医が気づいた、歯のケアで脳が元気になる理由

認知症専門外来で歯のケアを受けた方が、症状の緩和・改善をしました。つまり、「ボケない脳」をつくる鍵は「歯」にあったのです。

ところで、なぜ歯のケアがこれほどまでに、脳に好影響をもたらすのでしょう?

その理由については、次の不思議な図を見ていただくとわかります。

歯

出典=『認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!』より

これは「ホムンクルス図」という、医学生が生理学の授業で必ず目にする図です。

脳神経外科医であるワイルダー・ペンフィールドが描いた図で、脳の中で動作を司る「運動野(うんどうや)」と、感覚を司る「感覚野(かんかくや)」を表しています。それぞれの外周には、いびつな形で手・足・顔などが描き込まれていますよね。脳が体のどの部分と密接につながっているか、それが示されているわけです。

■歯のケアを意識しないと、老後1000万円損する可能性

今すぐあなたに歯のケアを意識していただきたい理由が、他にもあります。

それは、歯のケア次第で、生涯医療費が1千万円以上も安くなる可能性があるからです。

日本歯科医師協会が、全国の40歳以上、約1万9000人を対象に行った調査では、残っている歯の数が20本以上ある人は、0~4本の人よりも、年間の医療費が平均で17万5900円も低いという結果が出ました。

この金額を1日あたりに換算すると、17万5600円÷365日=約482円となります。

つまり、歯を20本以上キープする歯のケアを続けるだけで、毎日約500円もの医療費を得することになるのです。

ところで、なぜ歯の数で、生涯医療費にこれほどまで差が出るのでしょう?

実は、残っている歯の数が多い人は、認知症リスクが下がるだけでなく、全身疾患リスクも下がるのです。

これについては次の章で詳しく説明しますが、大人が歯を失う主な原因である歯周病が、さまざまな病気の発症率を高めていることが、日本臨床歯周病学会や米国国民健康栄養調査(NHANES)などの報告で明らかになっています。

その発症や悪化に、歯周病が関わっていると考えられる主な病気には、

・アルツハイマー型認知症
・血管性認知症誤嚥性肺炎
・糖尿病
・動脈硬化
・脳梗塞
・心筋梗塞

などが挙げられます。

正しい歯のケアを身につけると、これだけの病気が予防・改善できるわけです。


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Source: 哲学ニュースnwk

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