将来大化けする科学研究だけを国が選択的に集中投資するなんて話は机上の空論だ。
そんなことが可能だというのならまずは数多いるボカロPの中から第二の米津玄師を見出してみてほしいし、数多いるYouTubeの歌い手の中から第二の藤井風を見出してみてほしい。— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
どの科学研究が大化けするか、どのクリエイターが大化けするかは事前に100パーセント予測できないから、トライアンドエラーで試行回数を爆上げするしかないと思ってます。
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
日本のボカロと歌い手動画文化の試行回数の多さはカンブリア爆発並み。
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
思考実験として、第二の米津玄師や藤井風の芽を「潰す」方法を考えてみましょう。
今のミュージシャンたちは先人の音楽を動画などで浴びるように吸収して育つので、動画を見るのに高額課金しましょう。次世代の芽を潰せます。有名な科学ジャーナルを読む個人に高額課金すれば、同じことが起きます。
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
思考実験続き
動画系歌い手は無料でYouTubeにばんばんアップして、試行錯誤しながら成長します。次世代を「潰す」ためにはアップロードに高額課金します。成長の機会は減るでしょう科学ジャーナルに英文の論文投稿する場合、専門家に英文をチェックしてもらいますが、(場合によっては)個人負担です
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
先行の作品を無料や安価で浴びるように聞き無料でばんばん発表できるからこそ第二の米津玄師や藤井風が育つのかもしれません
研究者が先行研究を無料や安価で浴びるように読め、無料でばんばん研究雑誌や学会で発表できるように国が資金提供するのも、次世代の研究者を育てることになるでしょう
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 20, 2022
「オレは大化けする研究やアーティストを絶対に見抜ける」と主張する人がいたら、まずは100発100中でムダなツイート無く全ツイートをバズらせてみて欲しい。話はそれからだ。
なにやるにせよ手数や試行回数の多さ、裾野の広さは絶対に必要。
— カエル先生・高橋宏和 (@hirokatz) May 21, 2022
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Source: オタクニュース