母親の遺言「知的障害の弟を施設に入れないで」→兄は一人でずっと介護続けた末に「弟の命をたちました、後をおいます」

isyo_obaasan

0 :ハムスター速報 2022年1月24日 17:15 ID:hamusoku
知的障害の弟を一人で介護続けた末に…「弟の命をたちました、後をおいます」

 大阪市西淀川区の民家で昨年4月、50歳代の兄弟2人が遺体で見つかった。弟(当時56歳)には重度の知的障害があり、兄(同57歳)が一人で介護をしていた。大阪府警西淀川署は14日、介護疲れから無理心中を図ったとして、兄を容疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検した。事件が起きたのは兄からのSOSで本格的な支援が始まる矢先だった。悲劇は防げなかったのか。

 「弟の命をたちました。これから弟の後をおいます」。木造2階建て住宅の2階和室の机上に残された便箋大の紙には、将来を悲観する言葉とともに、こうつづられていた。府警は兄が書いたとみており、同じ部屋に敷かれた布団の上では、2人が並んで死亡していた。

 兄は透明のポリ袋を頭にかぶり、弟の顔にはタオルがかけられていた。司法解剖の結果、死因は2人とも窒息死だった。

 西淀川区役所や近隣住民によると、2人の両親は、兄弟が幼い頃からこの家で小さな薬局を営んでいた。父親が1998年に他界して間もなく、離れて暮らしていた兄が実家に戻り、母親と兄弟の3人暮らしを始めた。

 弟は6歳の頃、失語症で障害者手帳を取得し、重い知的障害もあった。家にこもりがちで、夜遅くまでテレビを見るなど、昼夜逆転の生活をしていたという。

 母親が7年以上前に死去してからは、兄は介護で就労が困難だとして生活保護を受給しながら一人で弟の面倒を見ていた。近所では、兄が弟を連れて散歩する姿がよく目撃されていた。

 一家は長らく介護への行政の支援を受けることはなかったが、弟の特性が影響していたとみられる。

 母親は、周囲に「(弟は)他人を受け入れられない」と説明。施設や介護サービスを利用せず、亡くなる直前には、兄に「施設に入れないで」と言い残していたという。兄も「自分が面倒を見なければならない」と支援を拒んだ。

 しかし、兄は生活保護担当の区役所職員に「介護がしんどい」「いつまで持つかわからない」と漏らすようになった。2018年から週2回程度、家の掃除や洗濯、食料の買い出しといった家事援助を受けるようになったが、入浴介助やショートステイのように第三者に弟を預けるサービスを利用することはなかった。

 「兄が疲れている」。見かねた弟の主治医が相談支援センターに連絡し、入浴介助の話が進み出したのは昨年4月20日が初めてだった。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220124-OYT1T50101/2/

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Source: ハムスター速報

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