橋本治先生は「桃尻娘」を書いた時に「この女子高生はリアリティがない」と年配の批評家に言われて「実際にこういう女性は世間にいるし、これは私だ!という感想も多いのに…俺の書き方が下手ということか?」と悩んだが、ある日「あ、これは〝私は知らない〟の言い換えだ」と気づいて吹っ切れたそうな
— どうそく (@madanaizo) January 9, 2022
実際にこういうことはよくあるんだろう。或いは「俺、このキャラ嫌い」を「リアリティがない」と言い換えてるとか。しかし、先生も書いているが、これは大変ケシカラン表現と思う。「お前の存在はリアリティがない」と言うのと同じだからだ。下手や嫌いの方がいい。この話は今の方がよくわかる気がする
— どうそく (@madanaizo) January 9, 2022
かなり特殊な小説だとは思うけど…
— どうそく (@madanaizo) January 9, 2022
そういう、誰かから「リアリティがない」とされた存在の声を拾いあげるのが、橋本治の小説という感じがする。面白いとか、うまくいってるなら別にして。でもそこ(拾いあげる)をクリアしてりゃ、面白くなくてもいいのかもしんない。
— どうそく (@madanaizo) January 9, 2022
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Source: オタクニュース
桃尻娘を見た年配評論家「この女子高生はリアリティがない」"私は知らない"だけなのをリアリティがないと言い換える人がいる話