シーンという音は実際になっている? チコちゃんの解説に困惑の声

チコちゃん
20日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ静かなことを『シーン』っていう?」に注目が集まっている。

マンガなどでよく使われる「シーン」という擬音語。使ったことあるという人も多いだろうが、その由来について考えたことがあるだろうか。


■最初に表現したのは手塚治虫

チコちゃんの回答は「シーンという音がしているから」という。静かなのに「シーン」とはどういうことなのだろうか。

最初にこの表現を使ったのはマンガの神様・手塚治虫であるという。『ぐっちゃん』という4コママンガで猫を探すシーンで使われたのが最初と紹介。夏目漱石や志賀直哉といった明治~昭和の小説家たちも静かな場面を「シン」という擬音で表現した。


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■音の秘密は外来毛細胞にアリ

人間の耳は、音を聞き取るのに鼓膜を通して蝸牛を経由して脳に電気信号として送られる。シーンと聞こえるのは、耳の中にある蝸牛が影響しているようだ。蝸牛の中にある外有毛細胞が大きい振動を小さくし、反対に小さい振動を大きくする役割がある。

雑音の中でも対象の声を聞きとることができる「カクテルパーティ効果」はこの機能によって起こる現象のようだ。外有毛細胞は蝸牛の中に約1万2000個存在しており、1秒間に2万回振動する。

外有毛細胞は、静かな空間にいても小さな音を拾うために振動している。シーンという音は、小さな音を拾おうとする外有毛細胞の動きで鳴っている音ではないかと解説した。


■困惑の声

チコちゃんの「実際に音がしている」という回答を聞いた視聴者は、「静かなのに音がしてる?」「矛盾してない?」と困惑した様子。

一方で、「なんかわかる気がする」「いつでも音する。耳鳴りみたい」と共感する声も。また「ここで手塚治虫が出てくるのか。凄いな」と手塚治虫への尊敬コメントもみられた。

何気なく使う擬音語もなんとなく使われているものではなく、意外な由来があるのかもしれない。調べてみるいいきっかけになったのではないだろうか。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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