8年ぶりに満月となる中秋の名月 専門家は「色の変化と模様も楽しんで」

中秋の名月

今年の「中秋の名月」は9月21日で、8年ぶりに満月と同じ日だ。旧暦の8月15日の夜に見える月のことを指すが、農業の行事と結びつき「芋名月」と呼ばれることもある。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったともいわれている。

■中秋の名月の由来

月は自分で光っているわけではなく、太陽の光が当たっているところだけが光る。また、月が地球の周りをまわることで、地球からの見え方はほとんど見えない新月からまん丸の満月へと変化していく。その様子を「月の満ち欠け」といい、29.5日ごとに繰り返される。

旧暦は、この月の満ち欠けを基準に、新月なる日を各月の1日としていた。そのため、毎月真ん中の15日はほぼ満月となる。「中秋」とは字の通り「秋の真ん中」という意味だが、旧暦は7・8・9月を秋としていた。よって旧暦8月15日が中秋の名月と名付けられた。

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■一年で最も美しい月

中秋の名月は、一年で最も美しい月といわれているが、それはなぜか。秋は気温が下がり、空気中の水蒸気が減るため、月がくっきりと綺麗に見えやすくなるのだ。

また、月の高さは太陽の逆になるため、夏は低く冬は高くなる。そのため、秋は月を地上から見上げるためにはちょうどよい高さとなる。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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