誰かが襲われていることに気づいても、巻き込まれることを恐れて声をかけることができない場合もある。しかし車の中からであれば、被害者を救うことができるのかもしれない。ある人物がとっさの行動で女性を救っていたことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■突然の出来事
2019年7月のイギリスで、ある男(50)がバス停にいる女性がを見かけ、「襲ってやろう」と考えた。男はさっそく女性の首に腕をまわし、植え込みの裏へ。首に力をかけられた女性は呼吸も困難になったが必死に抵抗し、一瞬のすきを狙って「助けて」と声を張り上げた。
男はそれでもあきらめず、女性を黙らせるために所持していた鋭利なものを体に押し当て、軽傷を負わせた。
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■機転を利かせた運転手
「(金目の物を)取りに行くかもしれない」と考えた女性はバッグを放り投げたが、男の目的は性的暴行のみだったらしく、なかなか女性から離れようとしない。大変な状況に陥った女性だが、ちょうどそのとき近くを走行していた車の運転手がふたりを発見した。
そこで同人物は車の中から「今すぐ女性から離れろ」と怒鳴りつけ、クラクションを何度も鳴らし男を追い払った。おかげで女性は性的暴行は受けずにすんだが、この事件により受けたショックは大きく、深刻なトラウマに苦しむことになったという。
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Source: ニュースサイトしらべぇ