なぜ、科学的であることをウリにするYouTuberの論文紹介の方が、専門家のそれよりも多くの人に信用されるのかというと
「いくつもの実験条件を満たした場合にだけその実験結果になる」と専門家は言うのに対し、YouTuberは実験条件の細部に言及せず、いつでも成立する法則であるかのように断定するから pic.twitter.com/g9ZDQcD0vp— ふろむだ (@fromdusktildawn) August 17, 2021
「限定された場合にだけ効果がある」「まだ分かっていない」「場合による」と専門家が最初に結論を言ってから、詳しい前提条件の解説を始めればいい。
というコメントを多く頂いていますが、そのどの結論にも当てはまらないことは多いです。
(続く)— ふろむだ (@fromdusktildawn) August 17, 2021
わりと広いケースに適用できて、それなりに高い確度で分かっていて、場合によらず適用できる法則もあるんだけど、それを理解するには体系的な知識の積み上げが必要なことは多いです。
本質的に複雑なために、どんなに工夫しても簡潔には説明のしようがない知識はたくさんあります。
(続く)— ふろむだ (@fromdusktildawn) August 17, 2021
たとえば学習効率の高め方の体系的な技法をわかりやすく解説する本を書いたら、本編だけで書くのに2年、60万字にもなりました
「正しい答えを分かりやすく簡潔に」解説したいのですが「間違った答えを簡潔に」か「それなりに妥当な答えを時間をかけて」のどちらかの解説しかできないものも多いのです。 pic.twitter.com/51DGdidYXk— ふろむだ (@fromdusktildawn) August 17, 2021
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Source: オタクニュース