土のなかから偶然にも発見され、救出された体重わずか1キロの小さな命。「女の子など要らない」という考え方が根強く残る土地ならではという、悲しすぎる事件が伝えられた。
■奇跡の発見と保護
インドのウッタル・プラデーシュ州バレーリー地区で今年10月、死産した我が子を土葬しようとして土を掘っていた1人の男性。すると深さ90センチのところに素焼きの壺が埋められていることを発見し、なかから赤ちゃんの泣き声がすることに気付いた。
壺はその男性により取り出され、警察が赤ちゃんを無事保護。総合病院を経て小児科病院へと運ばれた。
関連記事:電車で1歳児の首を絞めた男が逮捕 不可解な理由に「怖すぎる」と批判殺到
■体の脂肪で生き抜いた赤ちゃん
赤ちゃんは女の子で当時の体重は1,088グラム。低体重、低体温、低血糖、そして血小板もごく低値のため、しばらく危険な状況が続いていた。
小児科のラビ・カンナ医師はメディアの取材に、「いつ葬られてしまったのかはわからないが、布にくるまれていたこと、素焼きの壺で通気性があったことが幸いした。赤ちゃんは万が一の際にも自分の腹部、太もも、頬にある脂肪で3~4日は生きられるが、あと1~2時間遅かったら亡くなっていたでしょう」と話している。
———
Source: ニュースサイトしらべぇ