東京五輪「無観客」で海外からは… 視聴率と競技パフォーマンス低下の懸念も

オリンピック・東京五輪

開幕まであと2週間ほどという8日、オンラインでの東京五輪・パラリンピック5者協議でついに決定した「1都3県無観客」。

5者とは、大会組織委員会・橋本聖子会長、小池百合子東京都知事、丸川珠代五輪相、IOC国際オリンピック委員会・バッハ会長、IPC国際パラリンピック委員会・パーソンズ会長だ。

海外メディアはそれをどう伝え、どのような見解を添え、また、どのようなコメントが読者から寄せられているのだろうか。英語圏の主要メディアの記事を追ってみた。

■「せめて再延期が許されれば」

英語圏のメディアはこの件について、総じて「日本の新型コロナワクチン接種率の低さ、デルタ株による世界規模での流行再拡大の流れを考えれば、無観客の決断は仕方がなかったかも。むしろ大勢の人がほっとしている。ただ、これにより日本がこうむる経済的損失は計り知れない」などと報じている。

そんな中、「無観客決定に渦巻く失望と不満」という記事を掲載した『JAPAN TODAY』。幸運にも当選してチケットを購入していた人たちの失望感は、とても大きいと綴られた。

コメント欄では、「あと4ヶ月くらい再延期が可能だったら、この悲劇は避けられた。すべて傲慢なIOC会長のせい」という声が支持を集めているようだ。

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■「視聴率は下がるだろう」

そしてニューヨークのメディア『QUARTZ』は、「無観客ではテレビで放映しても視聴率は低くなる」といった記事を掲載。コロナ禍で実際に無観客試合となったスポーツイベントの番組は、どれも視聴率が低かったそうだ。

欧米ではスポーツイベントに大勢の観客が戻ってきており、選手たちはインタビューで「やはり観客からの声援や拍手に大きなパワーをもらえる」と答えている。素晴しいプレーに会場が沸く、その「感動の嵐」もスポーツ観戦の醍醐味だ。やはり無観客ではどこか白けてしまう。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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