全国の神社での盗難事案が相次いでいる。先月は亀有香取神社(東京都葛飾区)から、複数のカメが盗難にあい、神主が「そって返して」と訴えている件を取材。今度は、栃木県内の神社に賽銭泥棒が出没した。
■2日に1度出没
秩父今宮神社(埼玉県秩父市)は、日本有数の古社。その歴史ある由緒正しき神社に、バチ当たりな賽銭泥棒がやってきたが、犯行の瞬間を防犯カメラが捉えた。この男性はここ1カ月間、2日に1度程度やってきていたため、神社側が4~5カ所に防犯カメラを設置。
昨日17時過ぎの今宮神社。授与所を閉め職員が帰った直後に訪れたひとりの男。お賽銭を入れ、手を合わせて、心を込めて一礼…のあと、なんと男は大胆な行動に…
この男をご存じの方があれば神社までご一報ください。 pic.twitter.com/bWTJP95boM
— 秩父今宮神社(八大龍王宮) (@imamiyajinja) June 26, 2021
映像は今月25日の午後5時頃、職員が帰宅後たまたま戻ってきた際に、男性と遭遇したときのものだ。職員が「何をやっているのですか」と声をかけると、男性は「賽銭箱にものを落としてしまった」と応え、そのまま立ち去ってしまったという。
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■警察に被害届提出
男性は小銭を賽銭箱に入れて手をあわせた後、棒のようなものを取り出して箱の中に突っ込んでいる。棒の先には、粘着剤のようなものが確認でき、引き上げた棒にはお札がついていた。職員は「いかにも慣れた手付きで、プロによる犯行だろう」と話す。
この日確認された被害はお札2枚で、警察に被害届を提出。神社側は公益性を鑑み、防犯カメラ映像の公開に踏み切った。
■参拝者の気持ちを踏みにじる行為
この神社の宮司である塩谷氏は、現役弁護士。「業界内では、うちも被害にあったという話を聞いている」と語る。また、「神社という組織に対する犯罪であると同時に、参拝者の気持ちを踏みにじる行為だ」と憤る。
最後に「神様のまさに目の前でなされているのが、悲しいし許せない」と述べた。神社ではこの男性に関する情報を募っている。
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Source: ニュースサイトしらべぇ