賽銭泥棒の決定的瞬間を防犯カメラが捉えた 弁護士宮司は「悲しいことだが許せない」

秩父今宮神社

全国の神社での盗難事案が相次いでいる。先月は亀有香取神社(東京都葛飾区)から、複数のカメが盗難にあい、神主が「そって返して」と訴えている件を取材。今度は、栃木県内の神社に賽銭泥棒が出没した。

■2日に1度出没

秩父今宮神社(埼玉県秩父市)は、日本有数の古社。その歴史ある由緒正しき神社に、バチ当たりな賽銭泥棒がやってきたが、犯行の瞬間を防犯カメラが捉えた。この男性はここ1カ月間、2日に1度程度やってきていたため、神社側が4~5カ所に防犯カメラを設置。

映像は今月25日の午後5時頃、職員が帰宅後たまたま戻ってきた際に、男性と遭遇したときのものだ。職員が「何をやっているのですか」と声をかけると、男性は「賽銭箱にものを落としてしまった」と応え、そのまま立ち去ってしまったという。

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■警察に被害届提出

男性は小銭を賽銭箱に入れて手をあわせた後、棒のようなものを取り出して箱の中に突っ込んでいる。棒の先には、粘着剤のようなものが確認でき、引き上げた棒にはお札がついていた。職員は「いかにも慣れた手付きで、プロによる犯行だろう」と話す。

この日確認された被害はお札2枚で、警察に被害届を提出。神社側は公益性を鑑み、防犯カメラ映像の公開に踏み切った。

■参拝者の気持ちを踏みにじる行為

この神社の宮司である塩谷氏は、現役弁護士。「業界内では、うちも被害にあったという話を聞いている」と語る。また、「神社という組織に対する犯罪であると同時に、参拝者の気持ちを踏みにじる行為だ」と憤る。

最後に「神様のまさに目の前でなされているのが、悲しいし許せない」と述べた。神社ではこの男性に関する情報を募っている。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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