【サッカー】日本のサッカー選手はなぜバックパスをするのか

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0 :ハムスター速報 2021年6月15日 09:13 ID:hamusoku
「なぜ日本の選手はバックパスするのか」潜む根深い“コーチ”の罪

ブラジル人であるジョノ・ヴァイスは現在、1ヵ月に8試合のペースでJリーグのスタディアムに足を運ぶ。Jリーグ入りを希望する母国の選手に、情報を送るためだ。何度か記者席で隣になった。

「ブラジル人は『サッカーは楽しいものだ』ということを決して忘れません。もちろん、試合も練習も死に物狂いでやりますよ。でも当然、負けることだってあります。アマチュアのうちは、あまり勝負にこだわらずに、ロマーリオのようなシュートを打ってやろうとか、ロナウジーニョのようなドリブルができたぞ! という具合に個が伸びていきます。幼児から大人まで、常にボールを蹴る喜びを忘れません。だからワールドカップ優勝5回を誇る、世界の強豪なんだと思います」

2019年に赤門を巣立ってからは、エンジニアとして働くかたわら、ブラジルサッカー界のスカウトとなった。

ヴァイスは語る。

「Jリーグ創成期は、鹿島アントラーズで10番を着たジーコをはじめとする各国のベテラン選手が日本にやって来ましたね。ビスマルク、アルシンド、レオナルドのようなバリバリのブラジル人選手もいましたが、引退間際の選手も多かったでしょう。

でも今は、22歳くらいの若手ブラジル人が日本行きを希望します。コリンチャンス、フラメンゴ、サンパウロ、グレミオ等のトップクラブではなく、中堅以下のクラブに所属している選手は、なかなかブラジルの市場に自分の名が載りません。ケガをしたら選手生命は絶たれますから、健康的にキャリアを積みたい。可能な限り長く現役でいたい。ブラジル国内のビッグクラブやセレソン(ブラジル代表)、ヨーロッパへの移籍は諦めたけれど、まだサッカーで稼ぎたいという20代前半の選手にとって、日本はとても魅力的なんです」

J1のチームで最低年俸が800万円、J2で400万円が基準になっているという。

「今、僕の手元にはJリーグ入りを希望する300名ほどのブラジル人選手のリストがあります。クラブにとっては若い選手を海外に送る移籍金が大きな収入になります。日本は経済がしっかりしていて、約束した金額が未払いなどということはまずありませんから、ビジネスパートナーとして非常に安心です。

ブラジル人の目から見れば、Jリーグのレベルは低いです。でも、ケガをせずに長くプレーできるリーグとして好まれるんですね。また、ファンも温かい。僕も感じていますが、選手にとっても住みやすい国ですよ」

そんなヴァイスも、日本のサッカーに警鐘を鳴らす。

「僕が信じられないのは、バックパスが多すぎる点です。特にゴールを背にしたFWの選手がパスを受けて、簡単に味方に下げてしまう。ブラジルではまず見られない光景です。いくらDFを背負っていてもFWならば、ターンしてシュートを打ちます。小さな子供だってそうしますよ。どのポジションの選手も、常にゴールを意識しています。ゴールに向かってシュートするのがサッカーの基本じゃないですか。『何をやっているんだ!』と叫びたくなりますね。

9番(センターフォワード)の選手がサイドにはたいただけで、『そんなプレーじゃ何も生まれないよ!』と言われるのがブラジルです。日本はサイドパサーじゃなく、バックパスの文化が染み付いてしまっています。何度Jリーグを見ても、僕にはそれが理解できません。セーフティーにセーフティーにプレーする選手が多く、オリジナリティに欠けるんですよ」

ヴァイスもまた、バックパスを得意とする日本人選手が大量生産された理由として、シュートを外すと怒鳴られる日本の小学生の現状を嘆く。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/84134?page=3

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Source: ハムスター速報

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