天気予報でよく聞く「平年並み」に要注意 警視庁が呼びかけ

傘
(pedro_cardigo/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

「どれくらい雨が降るのか、何時から晴れるのか」など天気予報を日々チェックする中で、「平年並み」という言葉を耳にする機会は多いだろう。警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターが、天気予報をチェックするときの注意点を呼びかけている。

■「平年値」が変わる

気温や降水量や天候を評価する30年間の平均値である「平年値」が10年ぶりに更新され、先月19日から使用されている。以前は1981~2010年の観測値だったが、現在は1991~2020年の観測値に。気象庁の報道発表資料によれば、平均気温は地域差はあれど0.1〜0.5℃ほど上昇しており、真夏日や猛暑日の日数が増加する地点も。

日本の平均気温は長期的に見て、様々な時間スケールの変動を伴いながら上昇し、1980年代後半から急速に気温が上昇しているようだ。

また、降水量も春の西日本や夏の東日本太平洋側で5%程度少なくなるが、夏の西日本や秋と冬の太平洋側の多くの地点で10%程度多くなるという。

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■ユーザーたちに呼びかけ

警視庁警備部災害対策課の公式アカウントは2日、平年値が更新されていることについて「知っていますか?」とツイート。

「地点によっては、昨年の夏の天気予報で『平年より多い』と説明されていた量の雨が今年は『平年並み』と説明されるケースも出てきます。天気予報を確認する際は注意しましょう」と呼びかけている。

■天気予報を毎日チェックしている人は…

しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,733名を対象に実施した調査では、全体の65.3%が「天気予報は毎日見ている」と回答している。性年代別で比較すると、年代が上がるにつれて割合が高く、60代では約8割が該当。

また、服装や家事の影響もあるのだろうか、全年代で男性よりも女性の割合が高い結果になっている。

調査天気予報

当たり前のように耳にする「平年並み」が変わっていることに意識を向けることで、避けられる天気のハプニングが増えるかもしれない。

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Source: ニュースサイトしらべぇ

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