適度な再生時間もウケて、大人気のTikTokの動画。だが体験型、実験型の動画には無責任なものが非常に多い。若者の間では、命の危険すらある「ナンチャッテ舌ピアス」なるものがはやっていたようだ。
イギリスの『Liverpool Echo』『Mirror』などが、ある少女の身に起きた悲劇の話題を伝えている。
■きっかけはTikTok動画
イギリス・マージーサイド州のレインヒルに暮らす13歳の少女。彼女は最近、TikTokの動画がきっかけで「ナンチャッテ舌ピアス」なるものを知り、さっそく自分も試してみたところ、命の危険にさらされて大手術を受けた。
その後、母親のフェイ・エリザベスさんが、地元メディア『Liverpool Echo』の取材に対応。娘の名前は明かさず、痛々しい腹部の手術痕を撮影した写真だけが提供されている。
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■画像検査で異物と穴を確認
少女が作った舌ピアスは、小さな数粒で模様を形成していた。だが、その正体は「飲み込んだら危険。粒が複数なら消化管に穴が開く」と恐れられている磁石ボール。強い磁力を利用し、舌を上下から挟むという方法だった。
ある日、少女は黒い液体を吐き、ひどい腹痛を訴えてアルダー・ヘイ小児病院へ。画像検査で、腹部に丸い小さな異物が多数存在すること、それらが互いに強く引き合うことで、虫垂や腸の組織に穴が開いていることがわかった。
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Source: ニュースサイトしらべぇ