兵庫県警は25日、岡山市立芳泉(ほうせん)小学校常勤講師の平田理恵容疑者(29)を窃盗の疑いで逮捕。89歳の女性から現金をだまし取った様子が防犯カメラで撮影されていた。
■ATMで現金引き出し
県警によると、平田容疑者は今月9日午前8時頃、岡山市内の商業施設のATMで川西市の女性名義のカードを使って現金10万4千円を引き出した。
女性の家には、その日の前日に市役所や金融機関の職員を名乗る男から、保険金の還付があるとの電話が。その後、平田容疑者が女性の自宅に出向き、キャッシュカードを受け取った。不審に思った女性が銀行に問い合わせたことで事件が発覚。
調べに対して平田容疑者は、「キャッシュカードをだまし取った」と供述し、容疑を認めている。県警は同容疑者が特殊詐欺に関わり、余罪もあるとみて詳しく捜査している。
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■謎の3年間
岡山市教育委員会教職員課によると、平田容疑者は2014年5月20日から翌年3月15日まで、非常勤講師として市内小学校に勤務した。その後いったん退職し、2018年4月から常勤講師として芳泉小学校に赴任。今年4月からは、1年生の学級担任を務めていた。
教職員課は、「いったん退職した後に何をしていたのか。また教員採用試験の受験歴についても個人情報保護条例の関係で話せない」としている。
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Source: ニュースサイトしらべぇ