【データ】晩婚化は幻想だった…ニッセイ基礎研究所「女性の結婚ピークは26歳」という現実…26歳以降は1歳ごとに急激に結婚できなくなり32歳までが勝負

0 :ハムスター速報 2020年12月21日 09:12 ID:hamusoku
晩婚化も「女性の結婚ピークは26歳」という現実
国が公表するすべての婚姻届データから分析

平均初婚年齢からイメージしがちな、一番多くの女性が結婚していそうな「婚姻件数が最も多い年齢=結婚のピーク」を、統計上は最頻値(さいひんち)といいます。
結婚

このグラフからは、この最頻値は26歳であることがはっきり見てとれます。しかも、26歳をピークに左右急角度な傾斜がついているため、26歳以降は1歳ごとに急激に成婚しにくくなる様子も示されているのです。

もう1つの数字の図表を見てください。
27歳までの初婚女性で、2018年に出された婚姻届の48.5%に到達します。婚姻届を若い年齢順に積み上げカウントして、過半数に到達する年齢を「結婚適齢期」と定義する場合、28歳では57.0%と約6割に到達してしまうため、「初婚女性の結婚適齢期は27歳過ぎあたりである」と統計的には示されています。

30歳で71.1%と7割に、32歳で80.3%と8割に到達するため「32歳までが勝負」というところになります。また36歳では91.9%と9割を超えます。初婚女性の初婚男性との成婚は、30代後半ともなると茨の道といえるでしょう。

ですので、ライフデザインとして一般的に思い描かれているような「29歳が成婚発生の頂上で、ゆるやかな山がサイドに広がる晩婚化……」といった晩婚化の発生は起こっていません。

長い年齢帯にちょこちょこと発生している高齢者の結婚が「チリツモ」となり、実態は26歳が頂上の急角度の山であるのに、その頂上があたかも3歳上にずれていると思わせるような平均が算出されている、ということになります。今までは介護年齢だった男女でも成婚がチリツモで発生している、という意味での晩婚化社会を思い浮かべるのは正しいイメージです。

欧州やアメリカにおいて、20歳を過ぎた男女が「彼氏彼女が欲しい!」とクリスマスやバレンタイン前に必死でマッチングアプリを利用していた場合、誰も彼らを笑いものにしたりはしません。それどころか、昼休みにスマホ片手に彼女候補を一生懸命探している若い男性が職場にいれば、その上司は「もうすぐクリスマスだな、がんばれよ」といったところです。

一方、日本ではどうでしょうか。ある地方に行ったとき、結婚支援の現場の方からは「恥ずかしいので結婚相談所に入るところを見られたくないんです」といった声が社会人女性からあがるという問題が出て、そうだそうだと共感を得ていました。地方ほど狭い社会になるため、噂になるからだということです。

どちらが不自然かといえば、あくまでも筆者は結婚に向けた行動を恥ずかしく考える社会風土のほうを不自然に感じます。人は1人で生まれ、1人で死にます。一休禅師(一休さん)は「門松は 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」として、死に向かって、人は死への旅路を日々歩いているのだ、と言ったといいます。

たった1人で死に向かって歩いていく。これが確定事項だとするならば、その旅路に孤独を感じ、伴走者としてそばに長く誰かにいてほしい、という気持ちを誰かが強く持つことを、筆者は恥ずかしいこととは決して思えませんし、馬鹿にする気持ちにもまったくなれません。むしろそんな伴走者探しを応援したいとすら思っています。

https://toyokeizai.net/articles/amp/396167?page=4

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Source: ハムスター速報

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